電子書籍の販売方法とは?各ストアの特徴もご紹介

電子書籍の販売とは
自宅や外出先で手軽に本を読むことができる電子書籍は、コロナ禍の後押しもあって、現代の書籍市場においてますます重要な役割を果たしています。また、電子書籍は物理的な書籍よりも価格が安いことが多く、書店に行かなくてもオンラインで簡単に購入できるため、多くの読者にとって魅力的な選択肢となっています。
電子書籍が普及した現在、出版社や著者の方は、紙の本だけでなく電子書籍としての販売を考えている場合が多いでしょう。しかし、電子書籍の販売方法はいくつかあり、電子書籍を取り扱っているオンラインストアにはそれぞれ特徴があります。出版社や著者の方々は、それぞれのストアがどのような特徴を持っているかを把握し、書籍に最適なストアを選ぶ必要があります。
電子書籍の出版・販売する方法
電子書籍の出版・販売には、以下のような方法があります。複数の方法があるため、出版社や著者は目的やニーズに合わせて最適な方法を選択することが重要です。
①自社サイトで直接販売する方法
出版社が自社のウェブサイトを通じて、直接電子書籍を販売する方法です。自社で販売することで、ストアにかかる手数料を抑えることができます。週刊雑誌などすばやく発行する必要がある場合や修正が発生した場合には、自社で販売していることで書籍の管理がしやすくなります。ただし、専用のECサイトの構築や集客面でコストがかかります。
②電子書籍ストアに直接販売する方法
Amazon KindleやApple Booksなどの電子書籍ストアに登録して電子書籍を販売する方法です。ストアが集客力を持っているため、集客やマーケティングの手間を省くことができます。ただし、ストアにかかる手数料が必要となります。
③電子書籍配信サービスに登録する方法
電子書籍配信サービスに登録して電子書籍を配信する方法です。配信サービスは複数のストアに対応しており、一括して配信が可能です。ただし、配信サービスにかかる手数料が必要となります。
電子書籍を販売できるおすすめのストア4選
電子書籍を取り扱っている主要なストアをご紹介します。
Amazon Kindle
Amazon Kindleは、電子書籍市場において世界的に広く普及しているため、多数の読者が利用しています。また複数の言語に対応しており、広い読者層にリーチすることができます。手数料率には2種類あり、通常は65%の手数料率のところ、「KDPセレクト」に登録すると、Amazon専売や価格設定250円~1,250円以内といった制限がかかることになりますが、手数料が30%になります。
楽天Kobo
楽天Koboは、日本国内での電子書籍市場においてAmazon Kindleに次ぐシェアを誇るサービスです。販売価格によって手数料率が変わり、80円~298円であれば55%、299円~100,000円であれば30%となっています。
Google Play Books
Google Play Booksは、Googleが運営している電子書籍サービスです。漫画やライトノベルを中心に取り扱っており、声優やナレーターが書籍を朗読するオーディオブックも取り扱っています。手数料率は一律48%となっています。
Apple Books
Apple Booksは、Apple製品にデフォルトでインストールされるアプリです。家族間での書籍共有機能や一部書籍ではマーカー機能が搭載されているものもあります。注意点として、Apple製品のみでの利用になるためAndroidでは使用できません。手数料率は一律30%となっています。
まとめ
電子書籍の販売では、自社サイトやAmazonなどの大手プラットフォームを最大限活用することが重要です。自社サイトでは、読者に直接アクセスし、販売促進のためのキャンペーンやクーポンを提供することができます。また、Amazonのような大手プラットフォームでは、巨大な顧客層にリーチすることができます。
さらに、読者にとってリーズナブルな価格設定や特典の提供も、電子書籍の販売促進につながります。電子書籍は印刷物と比較して製造コストが低いため、その他プロモーションなどに注力することができます。これらをうまく活用して、電子書籍の販売を促進すると良いでしょう。
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